姿勢改善のビフォーアフターが無意味な理由

無意味ビフォーアフター

 

姿勢のビフォーアフターに説得力を感じない

Googleで「姿勢 ビフォーアフター」と画像検索すると、たくさんの画像がヒットします。

ビフォーアフター検索結果

中には、「コレで良い姿勢なの?」「このビフォーの写真って姿勢悪いの?」と感じる画像もあり、興味深いです。

ただこれらのビフォーアフター写真には、全く説得力を感じません

その理由は

姿勢心配人

どうせこの瞬間だけでしょ?

この瞬間だけと思う理由1

ガッツリ意識する

普段悪い姿勢の人でも、ほとんどの人が意識すれば良い姿勢ができるものです。

それに、姿勢を良くするための施術を受けたうえで、さらに

「結果を写真で撮りますよー」

と言われてカメラを向けられたら、ガッツリ意識して姿勢を正すことは想像できます。

事例1

姿勢が悪いと自覚している方にお願いして、写真を撮らせていただきました。

左が普段通りに座っている姿勢、右がお願いして良い姿勢を意識してもらった姿勢です。

良い姿勢、できてますよね?

専門家に細かいところまでチェックされたら、「胸を張り過ぎ」「解剖学的に良い姿勢ではない」とか指摘されるかもしれませんが、一般的に悪い姿勢だとは思われない姿勢です。

姿勢心配人は姿勢の専門家ではないし、治療ができる免許もないので施術はできません。
ただ「良い姿勢したください」とお願いしただけです

事例2

小学4年生に「良い姿勢して」「その良い姿勢をしたまま算数の問題解いて」とお願いして、問題の難易度によって姿勢の維持ができるかどうかを検証した研究があります。参考文献

ちゃんと検証がされたことを考えると、小学生でもお願いすれば姿勢を調整できる、ということですね。

意識すれば誰でもできる

上で挙げた例によって、たいていの方にとっては、施術の有無や効果に関わらず、良い姿勢、悪い姿勢を操作することが可能だということがわかります。

ビフォーアフターの写真が、施術の効果を信用するだけの、説得力のある情報だとは言い切れません。

この瞬間だけと思う理由2

姿勢が良く「なる」ことはない

良い姿勢にならない理由1
骨盤矯正やヨガでも無理 何をしても良い姿勢には”ならない”理由

上の記事でも書いていますが、「姿勢は動作」なので、施術を受けた後でも猫背をしようと思えばすぐにできます。

骨格や筋肉を調整したからといって、姿勢が良い状態で固まるわけではありません。

姿勢矯正は一時的

姿勢矯正や骨格矯正、マッサージなどは、理想的な姿勢をしやすい身体に調整してくれる施術です。

ただ、施術後に普段通りの身体にズレを生む姿勢を続けていれば、また施術前の身体の状態にすぐに戻ってしまいます。

施術後すぐの写真で良い姿勢ができても、それで「姿勢が改善した」と判断はできません。

他のビフォーアフターは納得できる

ダイエットと姿勢改善

【ダイエットに取り組んだビフォーアフター】や【肌の改善に取り組んだビフォーアフター】は、基本的に手間と時間をかけなければ得られない結果なので、説得力十分な情報だと言えます。

ただ、姿勢に関してはやろうと思えば何の手間もなく、すぐに良く見せることができるので、「施術の結果」と言い切るには不十分です。

まとめ

整体や整骨院などの治療院は、身体のメンテナンスについて価値の高いサービスを提供してくれます。

また、ヨガやピラティスなどのボディワークも、運動による身体状態の調整として良質なプログラムです。

ただ、ちゃんと目的に合った内容の情報やサービスを見極めることが重要で、姿勢に関する情報を調べる時に、少なくとも姿勢のビフォーアフターには何の意味もない、ということだけは頭の片隅に置いていただきたく思います。