【コレで納得】なぜ腹筋が良い姿勢に大事なのか

なぜ腹筋が良い姿勢に大事なのか

姿勢改善にに関して、腹筋の大切さを説く情報はたくさんあります。

例えば、

正しい姿勢をするためには腹筋が大事。 猫背解消、正しい姿勢をするための腹筋エクササイズを紹介します

といった文章を、インターネットや雑誌でよく見かけます。

「腹筋が大事」は間違った情報だとは思いません。
ただ、急に腹筋が大事だという情報が飛び込んできて、「なぜ腹筋が大事なのか」「腹筋が姿勢に対しどんな役割を果たすのか」の部分に触れているものは多くはありません。

このような情報が多いために「良い姿勢のためには腹筋が大事」という部分だけが認知され、腹筋を重点的に鍛えれば自然と良い姿勢になると考える方が多いように思います。

実際、姿勢を気にされている方から「腹筋を鍛えたほうがいいんですよね?」と質問を受けることがよくあります。
この場合の答えは「ノー」。
腹筋は姿勢維持に大切で、鍛えることはとても良いことですが、腹筋を鍛えれば自然と良い姿勢になるものではありません。
筋肉隆々な人が常に良い姿勢とは限りませんから。

「姿勢」に「腹筋」が影響することは知っていても、表面的な知識だけでは期待している結果にはつながりません。
ここでは姿勢心配人なりに、「姿勢」と「腹筋」の関係を理解していただけるよう説明します。

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背骨を立たせるのは背筋

姿勢改善の情報やセミナーでは「姿勢保持には腹筋と背筋をバランス良く使う必要がある」といった言い方がされます。
その通りではありますが、勘違いしてはいけないことは、姿勢に関してはあくまで「主役は背筋」ということ。

「姿勢」は、兎にも角にも背骨です。
背骨がなければその上の頭や腕を含めた上半身は保持されませんので、背骨はまさに上半身の柱。

その柱を起こし立たせる筋肉は背中側の筋肉(背筋)。
逆にお腹側の筋肉(腹筋)は上半身を前に倒したり足を前側に上げたりと、主にお腹と下半身を近づける動きで働きます。

腹筋and背筋の働き_170628

背筋の力がゼロであれば、腹筋の力が5であろうが10であろうが上半身は立ち上がらず、姿勢は成り立ちません。
もちろんどんなに悪い姿勢でも、下半身の上に上半身が乗っている状態の人であれば背筋の働きがゼロということはありませんが、姿勢を考える上で「背筋メイン、腹筋サブ」は重要な認識です。

 

姿勢に対する腹筋の役割とは

そんな背骨と背筋が大活躍する「姿勢」において、なぜ腹筋が大事と言われるのか。
それは姿勢を維持するために、腹筋が背筋をサポートしないと身体を痛めてしまうからです。
つまりサブ(腹筋)が働かないとメイン(背筋)が壊れるのです。

 

背筋だけだと反り腰になる

背筋は身体の後ろ側の筋肉ですが、背筋だけで背骨を起こして腹筋の働きが弱いと、背骨を立ち起こす力が大きすぎて身体が反ってしまう、いわゆる「反り腰」になります。

この反り腰姿勢の時、上半身を支える為に身体の後ろ側、特に腰回りの筋肉が集中して働くことになり、その疲労により腰痛の原因リスクとなることが研究(座り姿勢に関して)で報告されています。

その研究の内容をまとめた記事

 

腹筋で前後のバランスをとる

そこで腹筋の出番です。

背骨を立ち起こすために身体の後ろ側の筋肉が単独で頑張っていると疲れて痛みの原因なるので、身体の前側にある腹筋が「そんなに引っ張らなくていーよ」と背筋をサポートしてあげます。

背筋ばかり働いて反ってしまった身体を、腹筋で背骨ごと身体を前に持ってきて真っすぐにするイメージです。
これで背骨を支えるために頑張り過ぎている身体の後ろ側の筋肉を、腹筋が逆側からサポートする形になります。

 

背腹バランス_2

「姿勢保持には腹筋と背筋をバランス良く使う必要がある」とはこういうことです。

 

腹筋は背骨と内臓を支える固いものでもある

また、腹筋は背筋逆の動きでバランスをとるだけでなく、お腹全体をグルッと壁で囲って内臓を守る働きもあります。
内臓を守るとはいえ、壁のように固まった腹筋は背骨を支えるためにも働きます。

腹筋で築いた腹回り全体の壁を上手く使って背骨を安定させることで、頑張り過ぎてしまう背筋をラクにさせて負荷を軽減させてあげます。

 

バランスをとる際の腹筋の使い方はお腹と足を近づける動きでしたが、壁を作る腹筋の使い方は少し違い、身体を動かさなくても力を出すことができます。
実際、今この記事を見ながら、体勢を変えることなくお腹に力を入れて固くすることはできるかと思います。
実際に上手くお腹に壁を作るには少しコツがいりますが、イメージとしてはお腹を固くすることと大差ありません。

腹筋と背筋と姿勢の関係イメージ

猫背姿勢イメージ_170630

猫背姿勢では体幹の筋活動が低いということが実験(座位)から明らかになっています。
体幹筋群による支持が少ないことから腰(青い〇部分)の靭帯に特に負担がかかり、腰痛の原因になるとされています。

 

背筋が背骨を立てる_170630

背筋が背骨を立たせて姿勢を作る

 

反り腰イメージ_170630

反り腰は背筋が外の体幹の筋肉より強く働き過ぎてしまい、疲れた筋肉たちが悲鳴を上げる

 

垂直姿勢イメージ_170630

正しい姿勢ができている時は、腹筋が背筋をサポートし、体幹の筋肉全体で背骨を支える

 

やっぱり腹筋を鍛えればいいの?

こうみると、やはり「腹筋や背筋を鍛える」=「姿勢が良くなる」と思われます。
ただ、どんなに立派な腹筋をお持ちでも、それを使えていなければただの飾りで、姿勢に関しては意味がありません。

腹筋や背筋を含めて体幹の筋肉とまとめることができますが、良い姿勢をするためには、体幹の筋肉の量や大きさよりも、使えているかどうかが鍵になります。

上で説明したように、まずは背筋で背骨を立たせることをしてはじめて良い姿勢ができます。
どれだけ大きな背中の筋肉を持っていても、休ませている間は猫背姿勢になります。

↑の記事でも書いたように、筋肉隆々の方が猫背をできないわけではありませんし、それだけで自然と「常に良い姿勢になる」わけではないのです。

もちろん筋力、筋肉量が多い方が背骨を支えるための力を簡単に発揮することができるでしょうし、筋力が無い人よりは長くその力を維持できるでしょう。
それでも、自然にそうなるのではなく、使ってはじめて機能することになります。

 

敢えて鍛える必要はない

良い姿勢を続けるだけで体幹の筋肉を使うことになるので、それだけで姿勢を保持するために必要な分は鍛えることができると言えます。

良い姿勢になるために体幹を鍛えるだけ鍛えて肝心の日常生活に活かせないよりは、わざわざ鍛えなくても日常的に良い姿勢をすることで、必要な筋肉を使うことの方が姿勢に関しては効果的です。

 

まとめ

腹筋は背筋とバランスをとって姿勢を前後に調整すること、お腹周りに壁を築き安定させること、これらを複合させた働きで背骨を立ち起こす背筋と負荷がかかりやすい腰をサポートできるので、姿勢に大切な役割となっています。

腹筋にその働きをさせるために大事なことは、鍛えるだけでなく、使えるようにすることです。
日常生活の中で体幹の筋肉を意識的に使うことによって姿勢保持の筋肉の衰えを防ぎ、年をとっても活発に活動できる身体の基礎づくりにつながりますので、腹筋をガンガン活用する生活スタイルにしていきましょう。

おへそワークスはそのためのお手伝いとなるコンテンツを発信していますので、そちらも是非使ってみてください。

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