『ねこ背は治る!』はイイ本です。一部を除いて

ねこ背は治る表紙

姿勢心配人のアキラです。

今回はねこ背で悩む人が真っ先に手を出しそうな書籍

ねこ背は治る!

について、姿勢の悪さが気になっている人にとっては試してみる価値アリだと思ったので紹介したいと思います。

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どんな本なのか

私が購入した時点で27万部突破という大人気の書籍です。
その名の通りねこ背を治すためのアレコレが書いてある本です。

書いた人は小池義孝さんという方で、一義流気功治療院院長という肩書です。気功の人ですね。

ねこ背は治るカバー裏

とあるように、知識と考え方のアプローチでねこ背を治そうというものですね。

あと、冒頭一文目が

この本を読めば、あなたのねこ背は治ります。

引用:『ねこ背は治る!』より

と堂々宣言。

内容は、ねこ背を治すことだけについて書かれているわけではなく、

  • 知れば呼吸が深くなる
  • 知ればねこ背が治る
  • 知れば腕力が上がる
  • 知れば歩くのが速くなる

の4章立てで構成されていて、タイトルのねこ背についてはそのうちの一つとなっています。

 

ねこ背の章は不要でした

ねこ背は治る背面

実は、この中で私が「不要」だと感じた章が『知ればねこ背が治る』でした。

この本のタイトルにもなっているメインコンテンツだと思われる内容をどうして不要と思ったのか、以下に理由を挙げていきます。

 

他の3章で十分ねこ背改善に効く

『知れば呼吸が深くなる』の章で書かれている呼吸法のイメージがすごくわかりやすいんです。
猫背でいると呼吸が浅くなりがちって話は姿勢について書かれている情報ではよく出てくるんですが、その解決法がイラストを上手く使って、まさに読むだけで深い呼吸が身につく内容だと思います。

また、『知れば歩くのが速くなる』も同様に、イラストでイメージしやすい内容で説明されていてイイんです。
歩くのが速くなるってタイトルになっていますが、スピード云々よりは、歩いている時の姿勢だったり感覚が楽になったりするってところに効果を感じるんじゃないかなと思います。
特にこの章に関しては、このブログで提唱しているおへそ意識と通ずるものがあって、個人的に好印象な内容でした(笑)
おへそと姿勢のステキな関係

正直この2章を実践するだけで、ねこ背にはならないと思います。
本で書かれている呼吸の意識と歩く時の意識ができれば、それだけで良い姿勢で過ごすことができます。
その実践と意識がとても難しいので、「治る」とは言えませんが。

また、もう一つの『知れば腕力が上がる』では、姿勢に関わることはもちろんなんですが、姿勢というよりは腕を使う動作や所作が楽に、負担を少なく行えるということが書かれています。
ここで知る意識に、前述した2章の内容に加えることよって、姿勢良く行える動作の幅がさらに広がります。

 

ねこ背が治るの章は難しい

考え方の部分はすごく共感できるんです。

姿勢が悪くなってしまう原因を、筋肉が衰えているからだと主張する人もいます。
中略
けれどもこの考え方には、私は反対です。極端な運動不足、病的に筋肉が弱っているレベルでなければ、
そんなケースにはなりません。日常生活を普通に送れるレベルの人が、
筋力不足により姿勢がわるくなってしまう。これはあまり考えられません。

引用:『ねこ背は治る!』より

筋トレやマッサージで猫背が改善されるっていう論に疑問を持つ私にとってこういった考え方は大好物。

ただ、どうやってねこ背を治しましょうかって説明のところでは

正しい姿勢とは、骨格にうまく体重を預けて、リラックスしている状態

引用:『ねこ背は治る!』より

とあるように、いわゆる「骨で立つ」という考え方に近いかと思います。
重たい頭を背骨、骨盤、足の骨の順にしっかり乗せて、その重みを地面にまで真っすぐ伝えることができれば、バランスをとるための筋肉が必要なくリラックスして立てるってことと、私は認識しました。
要は地面に棒が真っすぐぶっ刺して立ってある状態だとイメージしています。
なるほど、これが人間の体でできれば筋肉は必要ないでしょうね。

そしてその方法論は「体重をスネの太い骨に乗せる」です。
骨に乗せるために、体重を足の裏のこの位置に乗せるようにしましょう。
そうすると

「こんなにも脱力して立った記憶がない」

と思えるとのこと。

でも、人間って動きますよね。
その場でジッとして立ち尽くすことって、一日に何分あるでしょうか?
例えそんな時間が長くても、何かにぶつかったり振動があったり、風の影響だったり、ひょっとすると心臓の動きや地球の自転にも影響を受けて、そんな中でバランスをとって立ったり歩いたりするのが人間です。

骨で立っていてもそれだけで立っていられる時間ってすごく限定的で、結局バランスとるのに筋肉が必要になるから、バランスをとりながら立つってことを初期設定として姿勢を考えるべきなんじゃないかってのが私の持論です。

力が抜けているので、必要な筋肉が素早く反応できます。
引用:『ねこ背は治る!』より

って説明もあるので、何にでも対応できるニュートラルな状態がラクにできるってことなんでしょうけど、この状態を、つまりただ突っ立っている状態を頻繁にする人が果たして世の中にどれだけいらっしゃるか。

そして困ったことに、この章の中で歩いている時の体重の乗せ方や体重のかけ方は書いてありません。
歩くことに関しては『知れば歩くのが速くなる』にて説明があるのですが、体重を乗せるポイントに共通点が感じられないので、真面目に読んでいるとちょっと混乱するポイントでした。

結局、体重を乗せるポイントと、骨に乗る感覚を覚えるまでやり続けるっていうのがあまりイメージができなかったことと、「人間は動く」とこの立ち方の考え方がリンクしなかったので気に入らなかったんです。

 

まとめ

この本はすでにかなり売れているだけあって、Amazonでは賛否両論のたくさんのレビューがあり、批判するブログ記事もあります。

読む価値なし!小池の「ねこ背は治る」は治らない ー (元)理学療法士の猫背ブログ

私はそんなレビューを見ることなく、姿勢に興味を持ちだした時に本屋で平積みされているのを手に取って衝動買いしたんですが、本文に書いたように『ねこ背が治る』の章以外には好印象だったので、ポイントごとに読み返すくらい良本だと感じています。

この本を批判しているブログに

著書で度々出てくるのが、意識!というキーワードです。
意識ほど不確実なものはありません。それを言うなら、意識さえできれば猫背なんて治るじゃないですか。

引用:読む価値なし!小池の「ねこ背は治る」は治らない ー (元)理学療法士の猫背ブログ

とあって、これには激しく同意。ただ「読む価値なし」とは思いません。
イイ情報がたくさん散りばめられている本です。
『ねこ背が治る』の章が不要だと書きましたが、実践するのはどうかなってことで、その部分をすっ飛ばして読んだほうがいいですよってことではありません。

興味ある方はぜひ読んでみてください。私はおススメします。

 


 

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