【姿勢教育】北朝鮮じゃ姿勢悪いと殺される

ヤるよ

姿勢心配人のアキラです。

世の中、北朝鮮の故金正日総書記の長男、金正男氏が暗殺されたってニュースが飛び交っていますね。

マレーシアで金正男氏殺害される 正恩氏の異母兄|毎日新聞

急に社会派なことを書いてますが、その事件自体には正直大きな興味はありません。
真実はわかりませんが、国家の長が一人の人間を、しかも母違いとはいえ兄弟を殺す指示を出す国の怖さを感じる事件ではありますが。

 

姿勢業界の大事件を思い出させる

私が北朝鮮関連のニュースを見ると、いつもこの出来事が頭によぎります。

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韓国の統一省は31日、北朝鮮の副首相が処刑されたと明らかにした。会議中、座る姿勢が悪かったことが原因だという。
韓国統一省によると、処刑されたのは北朝鮮の教育担当の副首相、金勇進氏。統一省の関係者によると、金勇進氏は今年6月の最高人民会議で、座る姿勢が悪かったことを問題視され、先月、銃殺されたという。

中略

最近、外交官などエリート層の亡命が相次ぐなか、体制を引き締める狙いとみられる。

引用:「姿勢が悪いから」副首相を処刑 北朝鮮|日テレNEWS24

 

2016年の夏に報道されたこのニュース、個人的にかなり衝撃でしたし、姿勢業界でも大事件(だったと思う)。
姿勢悪いだけで殺されるのか、と。

あうとー

日本には姿勢が悪い人がたくさんいます。
一般人だけでなく、ニュースのように国政に関わる人でも、国会で議論している議員の中できちんとした姿勢でいる人なんてどれだけいることやら。
居眠りする人もいるくらいですからね。

姿勢が悪いといっても、別に悪いことしているわけじゃありません。
ただ、いわゆる正しい姿勢とされる形と違うだけ。
健康状態に関わる要素でもあるので、自分の身体のためには姿勢が良いに越したことはありませんが、状況が許す限り、どんな姿勢でいるかは当人の自由です。

「状況が許す限り」と書いたのは、やはり状況によって不適切な姿勢があるということ。
身体の姿勢は、心の姿勢、その人の態度を表します。
国会で居眠りするようなことが許されないのはそのためです。

ただ、それが北朝鮮では、命に関わることだったということ。

 

姿勢の暴力

姿勢の暴力

記事によると、体制の引き締め、つまり見せしめで処刑したという見方をされています。
極端な「パワハラ」であり、姿勢による暴力です。

この一件をきっかけに、この国の会議では「姿勢を崩す=死」となるので、出席者全員がピシッとした姿勢で会議が行われることになるでしょう。
まさに命がけの会議です。

これ、日本で状況を似せて考えてみるとどうでしょう。
北朝鮮が、日本人の常識とは違う感覚で成り立っていることを承知のうえで、日本で学校の授業や会社での会議の中でこの強制力が働いたらどうなるのか、考えられることを挙げてみます。

 

罰をもって姿勢を正す「強制力」の影響

単位あげねーよ

学校の先生が
「授業中姿勢悪い人は単位あげれないから、覚悟してねー」

会社の会議で上司が
「会議中姿勢崩した人クビって社内ルールできたから、しくよろ~」

って状況になったらどうなるか。

 

周りの声が頭に入らない

こんな状況では、頭の中の優先順位は姿勢がかなり上位にきます。
授業で先生が話していることや、会議で他人が何を言っているかなんて頭に入ってきません。

 

感情がでない

能面

発言が頭に入らなければ、先生がジョークの一つ飛ばしても伝わっていないから笑えない。
会議で突飛なアイデアを披露しても、誰も反応してくれない、なんてことがイメージできます。
授業だろうが会議だろうが、感情がないと活気がでないので、最上級につまらない場になりますね。

『脳男』という映画がありますが、まさにあの主人公の感じ。

生まれつきの常識では考えられないほどの高い知能と、驚異的な肉体を兼ね備えるも、人間らしい感情はない謎めいた男・脳男をめぐるバイオレンス・ミステリー。

引用:脳男 解説・あらすじ ー Yahoo映画

生田斗真さん演じる主人公の青年は感情を持たない人で無表情。
そして映画の中で座っている姿はとても姿勢が良いので、まさにこのキャラクターが同じ部屋にたくさんいる状態です。

 

息苦しい

良い姿勢は、猫背に比べて呼吸が大きく深くなると言われています。
猫背だと肺をうまく使えずに呼吸が浅くなるということで、姿勢を正し胸が開くようになれば、肺が大きく動き呼吸が楽に大きくなる。

ただ、集団で良い姿勢を強制されると、先述したように感情が生まれにい状況になります。
そんな中では、雰囲気に圧迫されるような形で呼吸の大きさが制限されます。
姿勢を正すメリットが奪われますね。

 

身体が痛くなる

腰痛の女性

良い姿勢だろうが猫背だろうが、同じ姿勢を続けていると、身体がカチコチになります。
多少リラックスできる状況でないと、精神的にも身体的にも健康ではいられないのは、誰もが知るところです。

 

見た目はイイ

鳥の群れ

最後にメリットと思えることも。
クラス全員、会議出席者全員が同じ姿勢で乱れない様は、外部からの見た目はキレイかもしれません。
軍隊の整列や運動会のマスゲームなんかで見られるように、まとまった集団の美しさは一つの芸術になります。
単位やクビがかかっていたら、すごく揃うかもしれません。

ただ、授業や会議が見せ物なわけないし、なんのためにあるのかを考えるとこのメリットはなかなか活かされることはありません。

 

まとめ

罰をもって姿勢を正す「強制力」の影響は、結局「人間らしくなくなる」ということでまとまります。

長座の人形

人間として生理学的に理想である姿勢が正しい姿勢なはずなのに、正しい姿勢をしていると人間らしくなれないなんて支離滅裂です。

もちろん、実際は正しい姿勢をしていると人間らしくいられないわけではなく、無理強いされて姿勢を作ったところで人間らしく、ひいては自分らくしいられないということ。
姿勢を正すことに全く否はありません。

私はこのブログを、姿勢を見直してほしいとか、姿勢を意識する機会を増やしてほしいという思いで運営しています。
それは無理にでも良い姿勢でいた方がいいですよと伝えているわけではなく、「したほうがいいと思っているのにできていないこと」を後押しする、という思いでやっています。
でないと前向きに取り組めないし、ハッピーになれない。

学校の授業を例に書きましたが、これって教育の部分でも考えないといけないことだと思っています。

一部の専門家が「姿勢教育の義務教育化」に向けて活動されていて、それは素晴らしいと思います。
ただ反面、姿勢の教育をするのに義務教育としての形が相応しいのかという疑問は個人的に持っているのが正直なところです。
少なくとも北朝鮮のような極端な形にはならないと思いますので、悪い方には進まないと思いますが。

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