姿勢改善には”目の運動”が意外に効くというお話

姿勢改善に目のエクササイズ

 

姿勢の良し悪しはもちろん、自分の身体を思い通りにコントロールするためには、「バランス能力」が大事ですよね。

年をとると、筋力の衰えとともにバランス感覚も鈍り、転びやすくなるなど事故の元に。

バランス感覚衰えると

筋力の衰えもバランス感覚も、それなりに運動していれば衰えないように対策できますが、なかなか動き出せない人もたくさんいます。

そんな運動しない人でも、バランス能力を改善する方法があります。

それは「目を動かすこと」。

目のエクササイズでバランスが改善

韓国・嘉泉大学校の研究によると、眼球運動とバランス感覚の関与を調査した実験で、目のエクササイズによって姿勢を安定させるバランス感覚が改善したとのこと。

運動でなく目のエクササイズでバランス能力が改善し転倒防止などの効果があるって、いいですね。

どんなエクササイズなのか?

では、そんな効果のある目のエクササイズとはどんなものなのか。

実験では、以下の2種類の眼球運動を実施したとのことです。

サッケード(急速性眼球運動)のエクササイズ

『サッケード眼球運動』は、上下、あるいは左右に2つの目標を設定して、「上から下」「左から右」のように、一方から逆方向へ速い速度(一瞬)で目を動かし、それを交互に続ける眼球運動です。

この時、頭を動かさずに目だけを動かすことがポイントです。

ちなみにこのサッケードは、速読が上手な人が使う眼球運動だそうです。

パスート(追従眼球運動)のエクササイズ

パスート眼球運動は、ゆっくり動いている目標を追いかけるように目を動かす眼球運動です。

この時も、頭は動かさずに目だけを動かすのがポイントになります。

どのくらいやれば効果があるのか

実験では、上で紹介したエクササイズをそれぞれ5分ずつ行ってからバランス能力を測定しています。

姿勢心配人

5分は…長い!

なかなか目の動きだけで5分間は集中できません。

しかもバランス機能を向上させたいのに、がんばって目を動かし過ぎると結局フラフラになってしまうので、もし取り組む場合は不快感を感じたところで止めましょう。

ちなみに似た実験では「一日3回、一回につき1分やるとイイ」という結果の出た研究もあるので、5分しないと効果がないわけけではなさそうです。

こんな風に取り組めます

上で紹介した眼球運動を何気なくできそうなシチュエーションを並べてみます。

サッケード

踏切の写真
上下順番に点灯する踏切の警告灯を見続けてみる
メトロノームの画
メトロノームの針の先を眺め続ける

パスート

指を指し合う親子
親「この指を目で追いかけてね、頭は動かしちゃダメだよ」
子ども「うん」
 
という感じで、一緒に遊びながら
球が動く
これを眺め続ける

まとめ:転んで大けがしないための対策は”目”から

以上で、バランス能力を改善する目のエクササイズを説明してきました。
「運動嫌い、身体動かすの面倒くさい、だけど老後フラフラな体になるのはイヤ」というわがままな人にとっては、取り組んでみる価値はありそうです。

ここで紹介した目の動きは、日常の中でも簡単にできるものなので、転びやすい体になりたくなかったら意識的に目を動かしていきましょう。
こういう小さいことが、歳をとった後の身体や姿勢に影響し、その時の生活の質を左右することになりますから。

もちろん、普段から姿勢を意識しているだけで、転倒しないための筋力維持なんかはできるんですけどね。

姿勢おへそ_1【解説】良い姿勢ってどんなの? おへそ意識ってどうやるの?